舞妓さんになれるのは、15歳以上の女の子だけです。着物映えする華のある容姿が求められます。人や友達からよく「かわいいね」「美人だね」と言われるぐらいの容姿が条件になります。
- ●素直で明るい
- ●古典や日本の伝統文化に
興味がある - ●嘘をつかない
- ●忍耐強い
- ●気づかいができる
- ●協調性がある
- ●サービス精神がある
舞妓の修行は、かなりの忍耐力と覚悟がなければ長続きしません。基本技能となる舞、唄、三味線、太鼓、笛、琴の稽古に加えて、茶道、華道、絵画などの素養も身に付けるように厳しく指導されます。お休みは月2回だけ。忙しければ、数カ月間休めないこともあります。携帯やスマホを持つのも、コンビニやファーストフード店に入るのも、舞妓さんには許されません。お部屋も共同なので、ひとりでリラックスする時間はなく、芸妓として独り立ちするまでは、自由がまったくない毎日が続きます。耐え抜けば、伝統芸能や宴席でのふるまいを身に付けて自立できますが、途中で逃げ出せば、学歴も何も手にしないまま大人になります。舞妓さんを目指すことは、人生を大きく左右する決断です。保護者の方の同意がなければ、受け入れることはできないのです。